うちは娘だけで、後継者のことを考えるとアタマが痛い・・とおっしゃる経営者のおうちは少なくありません。娘の婿が後を継いでくれたらどんなにありがたいかと考える一方、そんなうまい話はどこにある?ともはや何も行動せずに諦めるかたも増えています。

娘さんは医師にならなかった 税理士にならなかった、他の会社に就職したということもあれば、医師にはなったが専門が違うなど事情はさまざまながら

いい婿養子は、見つけられないのか?

との思いは 事業のあるおうちの親御様なら感じて当然と言えましょう。

創業70年の会計事務所の2代目女将でもある筆者が 3代の顧問先から見える、女の子だけのおうちのオーナー家の結婚について 対策をまとめました。

娘しかいないおうちの親御さんの不安

今どきは結婚が絶対にしなくてはならないものではなくなり、個人の自由になったため、親御さんとしては独身のお子様に面と向かって「結婚はしないの?」と質問することがとてもハードル高いことになってきました。

結婚の二文字が、けっして触れてはいけない言葉になって、まるで口にできないタブーのようにまでなっています。

本当は「結婚、どう考えているの?」と子どもに直接聞いて全然構わないのですが、子どもとの関係を気にして、聞きたいけれど顔を突き合わせてもその話はしないと決めているおうちが多いようです。

 

娘の結婚を心配する経営者の親御さんの葛藤

 

そんな状況のなかで、社長である親御さん側の本音には こんな声が良くあります。

・娘婿が養子になってくれたら一番ありがたい

・養子が無理なら 名前はいいから、社長になってほしい

・どうしても今の仕事を続けたいなら せめてそばにいて孫の顔でも見せてほしい

・それもだめなら 娘がしあわせになってくれればいい

 

一方の娘さんの本音はこんな感じです。

娘の本音 親への気遣い

当人である娘さん方の本音はこのようになります。

・私自身は養子でもそうでなくても構わない

・むしろ関係なく自由な結婚がしたい

・お父さんを喜ばせたい気持ちもあるが、気の進まない結婚をすることもできない。自分が我慢するのも限界があり、婚活がとても苦しい 勘弁してほしい気持ちになる

経営者のおうちの娘さんの結婚 息子さんの結婚は時期をいちばん大事に考えるべき

このように、親子それぞれの家族への愛情と会社への思いが混じるので、経営者のご子息令嬢の結婚は、とても頭の痛い問題となりがちです。

しかし、いつまでも針の筵状態を長引かせると、もっと大きな問題にでくわします。孫が生まれないために 家と会社の後継ぎが途絶える問題です。

 

女性でも男性でも 会社員以上に、経営者のおうちの結婚は ご子息が30歳前後あたりが、適切時期となります。

この時期に息子さん娘さんが結婚し、次世代が誕生すると、社長が会長に退く前に 十分な社長教育を息子様に授けることができますし、お孫様にも創業者精神を祖父の背中で伝えることができます。

社長が60歳の時に 息子30歳で結婚、65歳で社長を引退 会長に退き陰から社長をバックアップ、息子が60歳のときに孫が結婚・・。

1世代は30年といいますが、親世代にとっても会社のためにも、株の譲渡が円滑に計画的に行われ 親世代の資産が血族内で受け継がれていくようにするためには、この結婚のサイクルで代々回していくことは、とても現実的で、会社の成長のためになります。

もしも息子さんや娘さんの結婚が10年遅れて40歳になると、どうなるのでしょう?

40歳で結婚された娘さんは 育児と親の介護が重なってくる可能性が出てきますし、最近は40代でも早めの更年期を経験される方もあるので、育児・介護・自分の更年期の体調不良と3大負担が一気にやってきてしまう可能性があります。新婚10年の間にそれを経験しながら 会社の世代交代を円滑に行うことは、なかなか大変と予想できます。

男性側はというと、社長交代時期の社長の体力が心配です。さらに孫への暦年贈与など、安全な相続税対策もできる範囲が狭くなり、気力体力経済面でも 有利なことが減っていくのです。

会社員以上に、事業をするおうちにとって お子様の結婚は個人の勝手では済まない問題なのです。

 

まとめ

娘さんだけしかいない経営者のおうちのご子息令嬢の結婚について、その難しさを社長側とお子様側から見てきました。

養子はいないのか もっといい条件でないと我が家には合わないというもらう側の親御さまのお気持ちも重々わかるのですが、お子さまを複数持たれることを考えると、親側からも子どもの結婚の後押しが必要になります。

センシティブなことに関与して子どもに嫌われないかと遠慮するより、30年の世代交代と資産の継承の大切さを説明し、一家みんなで力を合わせて事業とお家の継承に成功するよう リードしてさしあげてください。

それは、干渉ではなくて 婚活教育も子育ての教育の一環だと言えます。

 

 

身内が言うと やはり角が立つ・・とご不安の場合には 経営者のおうちの結婚・縁談のご相談を承る しあわせ相談倶楽部にご相談ください。

 

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